デスク「トヨタ自動車の部品発注を行う生産指示システムに発生した不具合の影響で、国内14の車両工場が稼働停止したね」

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記者「8月28日に発生したシステムの不具合で部品の発注処理ができなくなり、29日朝から12工場を停止。その後、14工場全てに広がりました。損失規模は明らかではありませんが、昨今のトヨタの国内における1日当たりの生産台数は約1.4万台で、受注残を抱えていた状況でしたから生産遅れの影響は痛いところでしょう」

デスク「必要な部品を必要な量だけ揃えてコストを削減する『ジャストインタイム』方式ではサプライチェーンの不具合に対応できないのが弱点と言われてきたけど、再開が早かっただけに〝復元力〟が目立ったね」

記者「30日には順次再開できたのも、不具合が発生したシステムとは別の代替システムを立ち上げて対応したからです。ただ、サイバー攻撃も頻発するだけに油断はできませんね」