2023-09-15

森トラスト・伊達美和子社長の哲学「変化の時こそ戦略が問われる。時に逆張りの発想でチャンスを掴んでいく」

伊達美和子・森トラスト社長




新しいビジネスを模索し続ける今

 ─ 今、社内を活性化させるために、社内に向けて発している言葉は?

 伊達 最近は「自主性」をテーマにしていました。コロナ禍の前半は、「これをやろう」、「あれをやろう」という形で矢継ぎ早に手を打つと同時に、DXを含め新しいことにチャレンジしていこうと各部署に伝えてきました。

 そして後半は、DXを通して、新しい事業にどう取り組むか仕組みをみんなでつくっています。結果的に、それぞれの組織が違うやり方を始め、動き方も変わってきていると感じます。

 新しいオフィスにみんなが集まるようになってきましたから、この後、さらに一歩進めた対話に持っていきたいと思っています。

 例えばDXについては、社内でずっと話し合っていますが、単にデジタル化すればいいわけではなく、デジタルを活用しながら業務を見直し、その先に新しいビジネスを見つけ出そうというテーマで、みんなに模索してもらっているんです。

 大事なのは、過去を踏襲しただけの継続は衰退であり、変革あってこそ成長があるということだと思います。

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