上場の狙いは何か?
─ 2023年9月に東証グロース市場へ上場したライズ・コンサルティング・グループですが、改めて、上場した狙いから聞かせてもらえますか。
北村 上場から約3カ月が経って、やはり、上場企業としての責任というものを今一度強く感じています。
特に、当社は多くの大企業が成長するためのコンサルティング支援を行っている会社です。
ですから、われわれ自身が社会に対して認められ、きちんと企業価値を向上させる会社でないと、お客様にも説明責任がつかないと言いますか、同じ土俵に立ってお話ができないと以前から思っていましたから、今回の上場を機に社会的な信用というのは、ある程度認めていただけたのではないかと思っています。
─ 基本的にターゲットは大企業になるのですか。
北村 はい。大企業だけにこだわっているわけではありませんが、普段からコンサルティング会社を使うのは大企業が中心になっています。われわれもここでコンサルティングのフィーを安定的にいただくことで、経営を安定化していこうと考えています。
その上で、やはり日本全体を見れば、地方や中小企業、スタートアップにはまだまだお困りごとがありますし、これから未来のある企業が沢山あります。
ですから、これからはそういうところにもご支援の幅を広げていきたいですし、そこにあった支援の形態を考えていきたいと思っています。