少数精鋭で質を担保しながら成長していく
─ コンサルティング会社も数多くあるわけですが、ライズ・コンサルティング・グループの強みはどんなところになりますか。
北村 コンサルティング業務というのは、特定のプロダクトがあるわけではありませんし、無形サービスとしての伝え方の難しさはあるのですが、いろいろな企業の事業戦略を考えたり、業務改革をしたり、ITの導入支援をしたりといったことは大前提として幅広くやっています。
分かりやすいところでいくと、例えば、脱炭素やカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)のような領域は、大手のコンサルティングファームさんと比較しても、かなりの優位性を持っているのではないかと考えています。
ITなどの技術的な知見を持っている社員もいるのですが、やはりベースはコンサルティングの会社ですから、まずはお客様の経営課題をきちんと特定し、それに対して、物事をロジカルに構造化し、いろいろなリサーチをしながら新しい示唆を与える、そこで価値を発揮するというのが多いですね。
われわれは大手のコンサルティングファームと比較して、相対的な価格優位性があることと、人材の質は負けていないというのをウリにしています。
初めは小さくてもいいので、一度お客様に入り込むことができれば、お客様に価値を分かっていただけます。お客様からみても、よりリーズナブルで、より現場に根付いて価値を出してくれるコンサルティング会社の方がいいですよね。そういう価格戦略のもとで、大手コンサルティングファームと戦っていこうと思っています。