デスク「伊藤忠商事（石井敬太社長）と大阪ガスが、世界最大規模のグリーン水素製造を推進するデンマーク企業へ出資するね」

記者「はい。出資先のデンマーク企業は、水電解装置を用いた（再生可能エネルギーで製造する）グリーン水素の生産設備や輸送機器、水素ステーションの設計・運用を行っており、2024年に世界最大級となる水素製造・配給プラント（電解装置規模20MW）の商業運転開始を予定しています」

デスク「水素は燃焼時に二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーとして注目されているからね」

記者「ええ。水素は2030年代以降の次世代エネルギーとして期待が高いですが、まだ製造方法や輸送方法が十分には確立されておらず、水素の活用は各国でまだ手探り状態です。北欧では再エネの導入が進んでおり、両社は水素関連事業の知見やノウハウを取り込み、地産地消のグリーン水素バリューチェーン構築を目指す狙いです」