デスク「トラック・バスの商用車業界で再編が起こったね」

日本初の営業利益3兆円に向けた【トヨタ】の〝稼ぐ力〟に課題

記者「トヨタ自動車が過半数を出資する日野自動車とダイムラートラック傘下の三菱ふそうトラック・バスが経営統合します。これにより世界販売台数が世界シェアの約1割を占める約36万台規模の世界有数の商用車メーカーが誕生します」

デスク「その規模にこだわりがあったみたいだけど」

記者「商用車でも電動化が不可避。電気自動車では電池を積めば積載量が減りますし、耐久性やパワーも求められます。そこが乗用車とは勝手が違うようです。トヨタもダイムラーも商用車の電動化の肝は水素と見ており、膨大な研究開発費を賄うために規模を追求した形です」

デスク「その中で中国勢が存在感を高めているようだね」

記者「世界トップ5のうち中国勢が3社入っており、どれも日野（約15万台）の2倍以上の規模。一方、日野の排ガス不正の課題解決も待ったなしです」