2021-10-19

ミキハウスグループ代表・木村 皓一の「世界の子供に笑顔と安心を!」(第23回)

野球部は16年ぶりに都市対抗野球大会への出場を決めた



選手たちへの激励と感謝をもって


 

 都市対抗出場を決める近畿地区第2次予選の第2代表決定戦でホームランを打って、チームに勢いを付けた堅田啓太郎選手(センター)も社内食事会によく参加した選手の1人。

「ええ、コロナ危機前、インバウンド客で忙しかった大阪・天王寺の百貨店のショップやバックヤードの応援にも出かけてくれて、女性スタッフにも人気だったと聞いています。また、エース右腕の栗山拓巳投手も食事会の際に、『今年こそは皆さんを東京ドーム(都市対抗の主催地)に連れていきたい』と言ってくれていましたからね。それに継投の高橋康平投手は今季、他社からの移籍組で、野球が続けられることへの感謝を結果で返したいと言ってくれていました。野球の活動時だけでなく、普段の物流業務に打ち込みながら、社会人としての心構えを若い選手に伝えてくれていました」

 スポーツ選手の向上心・自己鍛錬や自律的な生き方は会社全体にもいい影響を与えてくれているという木村の認識。

 そして、こうした選手1人ひとりの才能を伸ばし、チームを引率してくれた陣田匡人(まさと)監督にも、木村は次のように謝意と労いの言葉をかける。

 陣田監督は16年前、都市対抗大会に初出場した際、右翼手として出場した経験を持つ。

「陣田監督は、うちの若くて勢いのある選手たちをよくまとめて、全国大会への出場に導いてくれました。今年は会社の創業50周年だから、と例年以上に出場への思いが強く、選手たちを1つにまとめてくれました」

 この稿を書いているのは、2021年10月上旬。第92回都市対抗野球大会は11月28日から12日間にわたって、東京ドームで開催される予定。

 木村は、「会社が勢いよく進むためには、さまざまな力が必要。特に、いい“気”を呼び込むことが重要です」と会社経営の要諦を語り、次の言葉を付け加える。

「東京五輪で盛り上がった創業50周年のこの記念の年に、全国大会への出場を決めてくれた選手たちへの激励と感謝をもって、東京ドームでの晴れ姿を、そしてドームでの初勝利を見届けたいと思っています」

(敬称略、以下次号)

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