2024-01-18

日本商工会議所会頭・小林健「大企業は下請け企業の声にもっと耳を傾けるべき。それが自社の成長につながる」

小林健・日本商工会議所会頭



日本は捨てたものではない!



 ─ これはもったいないことですね。

 小林 そうです。そういった企業の中に地方のインフラの重要な部分を担うところが本当に多いです。廃業にならずに済む企業は、できる限り廃業を未然に防ぐ。それでも難しい場合は、M&Aなどで新たな成長を目指すなど、次の良い展開をしてもらうことによって、中小企業の個々のレベルを上げていく。それが大事なことです。

 商工会議所は、経営者に可能な限り多くの選択肢を提示すべく、早期相談・早期支援に注力しています。

 ─ 最後にこれからの時代を担う若者たちへのメッセージはありますか。

 小林 希望を持ってくれということですね。これに尽きます。

 自分たちの目標は何か。地位なのか、お金なのか、家庭なのか、今はターゲットが多くあります。その中で、何でも良いですが、目標を持って、自分を処していってもらいたいです。

 何となく仕事を変えた方が良いのではないかなどでは、良い結果は得られません。目的を持って行動してほしい。

 私はまだまだ日本は捨てたものではないと思っています。だから、希望を持って、元気を出してやっていこうということです。

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