2022-04-22

千葉県旭市に新たな街が出現! イオンが手掛ける「新・流通戦略」

イオンタウン旭 完成予想図



「市や行政は日本全国至る所で同じような課題を抱えている。地域連携というのは当社のSCとしても最大のポイントであり、絶対に実現していかなければならない。今回は旭市さんとも課題を共有できたということで、なんとしても成功させ、全国の地域や行政が抱える課題解決を当社がやっていけるような組織や運営ノウハウができればいいと考えている」(加藤氏)

 イオンタウン旭の敷地面積は約2万4897平方㍍。平日で5千人、休日で6千人、年間200万人の来店客を見込む。

商業施設には、核店舗となるスーパー『イオンスタイル旭中央』がオープン。千葉県産のオーガニック野菜や地場野菜の販売を拡充し、イオングループ最大級の調剤薬局も併設する。

 歯科医院や整骨院・はりきゅう院も出店する他、今後はSC内で健康相談会などのイベントを定期的に開催したり、2023年にはSCの隣接地に特別養護老人ホームを開設。以降も高齢者住宅や移住者住宅などの開発も計画しているそうだ。

「エリアニーズにマッチしたクリニックや品揃えをし、健康志向に対応した食を始め、医薬品においても当社最大級の調剤薬局など、“ヘルス&ウエルネス”に特化した商品やサービスを拡充していく。薬の出来上がりを待つ間にお買い物ができるなど、ワンストップショッピングの利便性を追求し、地域のかかりつけ薬局を目指す」(イオンスタイルの運営会社・イオンリテール常務で南関東カンパニー支社長の浜口好博氏)

 地域の特性にあった店づくりへ。官民連携での新たな取り組みが始まっている。

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