入力作業の削減など
保健所の負担を軽減
『ミーテル』はコロナ禍の保健所でも活躍している。
東京都は新型コロナ第5波に対応するため、21年10月『保健所デジタル化推進担当』を設置。
担当課長が全保健所を訪問し、業務に関するヒヤリングを行ったところ、電話業務の改善要望が多かった。そこで、この課題を解決できるサービスを探したところ、『ミーテル』を発見。
「文字起こしをするだけでなく、通話内容の解析機能もあり、〝単語登録〟で文字起こし精度を上げながら活用できることに価値を感じた」(担当者)という。
また、クラウドIP電話のため、工事が不要で、回線をすぐに増やすことができる点も導入を後押しした。
昨年11月から一部保健所で導入し、12月から全保健所に導入。
実際に利用すると、通話内容が自動で文字化され、管理画面で一元管理できるので「情報の共有に役立つ」他、事前に『積極的疫学調査』『オミクロン』などの単語を登録することで、AIが「正確に文字起こしできる」という。