那須工場に「宇宙棟」が竣工
そして、今後の成長ドライバーと位置付けているのが、宇宙と水素です。当社は人工衛星の開発・運用を行うSynspective社と協業しており、マイクロ波増幅器を納入しています。人工衛星の寿命は5~6年ということで、今後は継続的な更新需要が見込まれることから、量産組み立てのための「宇宙棟」を那須工場に建設しました。
6月14日に竣工し、これから期待ができますし、水素は水素ステーション向けの水素圧縮装置を開発しており、こちらも次世代エネルギーの創出に当社の技術を役立てていきたいと考えているところです。
足元ではコロナ禍やウクライナ侵攻による原材料やエネルギー価格の高騰など、様々なリスク要因はありますが、わたしが社長に就任してから5年間で、かなり経営の質を高めることができました。
今期までは我慢が続くかもしれませんが、防衛・通信機器を中心に受注残高は過去10年間で最高水準まで増加していますので、来期以降の飛躍を果たすべく、社員一丸となって頑張っていきたいと考えています。