困難から逃げない人が伸びる
─ いまは全産業で人手不足の問題が顕著です。採用面での現状はどうなっていますか。
大山 当社はおかげさまで何万人のエントリーがありまして、ある就職ランキングではベスト10に入りました。当社はいろいろな事業をやっているので、将来性を見て応募してきてくれているのだと思います。
─ 大山さんから見て、どんな人が伸びていますか。
大山 学校の成績は関係ないですね。やはり、リーダーシップを持っているというか、意欲を持っている人。もちろん困難から逃げない人ですね。
最近はDX(デジタルトランスフォーメーション)など、デジタル化が進んでいまして、若い人たちが業務改革などに積極的です。これはわたしのようなアナログ世代ではできません。ですから、彼らを見ていると頼もしいですよ。
─ そう考えると経営が楽しくなりますね。
大山 ええ。いつも言っているんですが、変化はチャンスです。ピンチはピンチなんですけど、どうやってチャンスに変えていくことができるか。そこが大事だと思いますね。