2023-05-01

《創業60周年》トーエル 中田みち会長CEO「ガス、水、電気、通信をまとめて提供できるライフライン事業者として成長を!」

中田みち・トーエル会長CEO


安全・安心なお水を安定的にお届けしたい



 ─ もう1つの主力事業がウォーター事業ですね。水の事業も競争が激しいと思うのですが、現状はどうなっていますか。

 中田 ウォーター事業は、第2の柱として確立し、現在、関東を中心に日本全国のみならず、東南アジア5カ国へも輸出しています。赤ちゃんやお薬を服用されている方など、誰でも安心して飲めるお水をお客様へお届けしています。

 いろいろなお水の会社がありますが、当社は、ライフライン事業者として安全・安心なお水を安定的にお届けしたいとの考えから、ハワイと北アルプス2つの水源を確保しているのが特徴です。常夏の島・ハワイの溶岩でろ過された天然水から生まれた『Pure Hawaiian』と3千メートル級の山々が連なる日本の北アルプスから生まれた『アルピナ』を共に、無菌・無人・オールロボットの自社工場で製造・販売しています。

 ─ エネルギーと水を一緒にやっていることの相乗効果はあるのですか。

 中田 はい。父(代表取締役名誉会長の稲永修氏)が「火と水と空気」というコンセプトで創業しまして、火はLPガス事業、水はウォーター事業で、空気はこれからの事業になるのですが、これら全てが人間が生きていく上で必要なものですよね。

 ライフラインに携わるお仕事をさせていただくということは、責任も大きいですし、安定供給するために大事なものだと考えています。今後はLPガス事業を経営基盤として、安定した収益を確保し、成長性の高いウォーター事業で、会社の成長を求めていきたいと考えています。

 ─ そう考えると、単なるガス会社でもないし、水会社でもないですよね。トーエルは何の会社と言っていいのですか。

 中田 わたしたちはお客様の生活になくてはならない存在としてのライフライン事業者と言っています。やはり、1つの会社でガスから水、電気、通信まで、家庭のインフラ回りをまとめて提供できる企業はそんなにありません。

 これからもライフライン事業者であることを念頭に置きながら、ガスや水を安全・安心・安定的に供給し、お客様にお選びいただける企業となるよう全力を尽くして参ります。

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