フィードバックの有無で職場での働きがいや社員の成長が数倍変わる

　フィードバックなくして成長なし。コンカーでは組織全体でフィードバックをし合う習慣が根付いており、社員ひとりひとりが生き生きと働き、日々成長を実感しています。

　昨今、社会情勢の変動、急速なデジタル化といった変化の激しい時代の中で、継続的に自己研鑽をし、成長し続けることが求められています。同僚、上司、部下との円滑なコミュニケーション、信頼関係の構築は重要であり、フィードバックのスキルを磨くことは、先述した継続的成長の助けとなるでしょう。

　実際にコンカーでフィードバックの取り組みを継続した結果、GPTW主催の日本における「働きがいのある会社」ランキング（中規模部門100─999人）で2018年から2023年まで、Googleの記録を抜き史上最長6年連続で1位を獲得、年平均成長率96％という思いもよらなかった偉業を達成することが出来ました。

　本書は正しいフィードバックのスキルが身に付くよう、基礎から応用までわかりやすく具体的事例を交えて解説、体系立てて理解できる構成でまとめました。

　自分が他者に正しくフィードバックする方法に加え、フィードバックを受ける際の心構えやどの様に自己の成長に生かすかという、コーチャビリティの能力の高め方についても説明しています。

　また、巻末の富士通株式会社、執行役員CHRO（最高人事責任者）平松浩樹氏、株式会社TBSラジオ代表取締役社長、三村孝成氏との特別対談は、フィードバックの習慣を取り入れ、組織に定着させる際のモデルケースになるはずです。

　先日、フィードバックに関する調査※を実施した所、フィードバックのある・なしで職場での働きがいや社員の成長が数倍異なるという結果も明らかになりました。本書によって、多くのビジネスパーソンが自信をもってフィードバックできるようになり、日本企業の成長と働きがい向上に繋がることを願っています。

※（調査形式：インターネットリサーチ：日本企業で働く会社員600名に対し、2023年2月22日～27日に実施）