2019年の社長就任以来、収益構造の基礎固めをし、筋肉質な経営を目指してきました。おかげさまで19年度に4・2％だった営業利益率が21年度は8・8％、22年度は10％を狙えるような水準まで来ましたから、今後も筋肉質な経営を維持しながら、新たな需要開拓にチャレンジしたいと考えています。 

　足元では半導体関係の事業が比較的好調で、露光装置は相当先まで受注が固まっています。UVランプなどの光源や光学装置の引き合いも強く、今後は半導体に不可欠な加熱プロセスで様々なソリューションを提供していきたいと思います。一方、映像装置などのエンターテインメント系事業はコロナの影響を受けましたが、24年度に向かって回復基調にありますので、これも期待できると思います。 

　23年度からは新たな中期経営計画がスタートします。23年は卯年（ウサギ年）ですから、当社の飛躍・向上の年にしたいと考えています。