2023-02-21

【企業に出張して健康増進活動】遠藤基平・イーヤス社長の「人生の転機」

遠藤基平・イーヤス社長

当社は、企業向けに社員の健康維持増進とストレスケアを目的とした福利厚生向け出張リラクゼーションサービスを展開しています。

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 私が最初に勤めたのは法人営業の会社でしたが、幼少期に大病をして、「健康」への関心が強かったことから、そのキーワードを軸に転職活動を進めました。いろいろと探しましたが、「手に職をつけたい」と整体師として働くことにしました。

 その後6年半、街の整体院で働きましたが、そこでお客様といろいろな話をする中で、多くの方が、仕事の疲れを溜め込み過ぎて、それを上手にケアできていないことを感じていました。

 さらに、「休日に整体に来ているけど、これが会社に来てくれると助かるんだけど」という声を複数の方から聞くようになったのです。私も「行きたいですね」と応じていましたが、その時はお客様も私も半分本気、半分冗談のような話でした。

 そこから調べ始めたところ、海外には事例がありましたが、当時の日本には同様のサービスは、ほぼありませんでした。私が法人営業の会社で扱っていたのは福利厚生カテゴリの商品でした。それを整体、マッサージのパッケージに置き換えて販売することが、私にならできるかもしれないと考えて、独立・開業を決意したのです。

 ただ、大企業などには福利厚生でマッサージやセラピーの機能があるところはありましたが、中小企業には馴染みがありません。ですから当初は、なかなかビジネスモデルを理解してもらえませんでした。

 さらに、効果を数値化するのが難しいサービスのため、それも企業への提案ではハードルとなっていました。

 ただ、国全体の方向性として「働き方改革」の動きが出てきて、一部の企業で従業員が「メンタルヘルス」の問題を抱えていることも表面化し、企業の意識が変化してきました。

 その流れで我々の事業も順調に成長してきたのですが、そこに訪れたのがコロナ禍です。この間、非常に苦しい時期を過ごしましたが、オンラインサービスの開発などで、何とか乗り越えることができたのです。

 コロナ禍でリモートワークが進み、柔軟な働き方ができるようになった一方、心身にストレスを抱えている人も増えていますから、我々の健康サービスが求められる場面が増えるのではないかと考えています。

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