「国のカタチ」をどうつくりあげていくか
「要は安定感。岸田新政権の誕生にホッとしている。日本全体においても良かったのではないか」というのが、自民党総裁選の結果を見ての大方の感想。
この原稿を書いている9月29日、東京都内のホテルで開催された自民党総裁選は、岸田文雄・前政調会長が第27代総裁に選出された。10月4日召集の臨時国会で、岸田氏は第100代首相に選ばれる見通しだ。
いま、国内外ともに課題は山積。日本国内は人口減、少子化、高齢化が続き、経済は「失われた30年」と言われるほど欧米諸国や中国、あるいはシンガポール、韓国などと比べても成長率で劣るのが現状。
異常気象、エネルギー問題に加えて、デジタルトランスフォーメーション(DX)で海外に後れをとる中で、日本の「国のカタチ」をどうつくりあげていくかという命題は以前から抱えていた。
今回の自民党総裁選で、日本の課題はだいたい浮き彫りになった。岸田新首相も気を引き締めていかねばならない。