デスク「三菱商事(垣内威彦社長)と日本郵船が共同で、スタートアップ企業の支援・育成に乗り出しているね」
記者「ええ。対象となるのは、低・脱炭素社会の実現に資するスタートアップ企業です。両社はこれまでも個々に低・脱炭素に向けた取組みを進めており、有力なスタートアップ企業との協業も行ってきました。両社は低・脱炭素関連の新技術やビジネスアイデアを持つ企業の発掘を行っていく考えです」
デスク「近年はSDGsやESGの観点からも低・脱炭素関連ビジネスの発掘が求められている」
記者「これまで多くの資源ビジネスを手掛けてきた三菱商事ですが、最近はカーボンリサイクル技術を有するカナダの企業に出資したり、インドネシアでクリーンな燃料であるアンモニア生産のための調査に乗り出したりしています。スタートアップはヒト・モノ・カネの経営資源が乏しいですが、三菱商事が持つ資源エネルギーの業界知見や多くの事業開発ノウハウを生かすことで、新たな技術や事業が生まれてくるでしょうか」