2021-04-07

野村HDが米顧客との取引で巨額損失の可能性

奥田健太郎・野村ホールディングスグループCEO

デスク「野村ホールディングス(奥田健太郎CEO)が巨額損失の可能性があると発表したね」

記者「3月26日時点で、米国の顧客との取引に起因する20億㌦(約2200億円)が損失になる可能性がありますが、野村HDは詳細について『精査中』としています」

デスク「なぜ損失が生じるの」

記者「米国の報道などによると、米投資会社・アルケゴス・キャピタル・マネジメントがバイアコムCBSやバイドゥ、テンセント株の下落で損失を出し、金融機関から追加の証拠金を要求されていましたが支払えず、金融機関がアルケゴス保有株を市場外の相対取引で売却したことがきっかけとなっているとされます。野村HD以外にもクレディ・スイスも損害を被る恐れがある他、顧客は明かしていませんが三菱UFJモルガン・スタンレー証券も300億円の損失可能性を発表しました。リスク管理が適切だったかが問われます。また、これが相場の転機になるかも注視されています」

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