2021-01-27

【ミニ舌評】今治造船とJMUの合弁会社発足 環境技術で中国・韓国に対抗

デスク「国内造船首位の今治造船と同2位のジャパン マリンユナイテッド(JMU)が共同出資の会社を立ち上げたね」

記者「両者のLNG(液化天然ガス)船を除く商船の営業、設計機能を統合した新会社・日本シップヤード(NSY)を発足させまし
た。出資比率は今治造船が51%、JMUが49%となっています」

デスク「日本の造船業が置かれている環境は厳しいね」

記者「国家の支援も受け、大手造船会社同士を統合して規模を拡大する中国、韓国勢にどう対抗するかが問われています。武器としたいのが環境技術です。今後、世界で海運分野の環境規制が強まる見通しで、アンモニア、バイオディーゼル、水素など次世代燃料船の開発競争が始まっています。NSY社長の前田明徳氏は『環境技術ではトップを走っていると自負している』と話しており、この分野で先行できるかが、日本の造船業生き残りの鍵を握っています」

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