2021-12-29

【JR東日本】山手線などでワンマン運転を導入へ

東京メトロの丸の内線など、鉄道では運転手1人で運転する「ワンマン運転」が広がっている。JR東も山手線などでワンマン運転の導入を決めた。その背景を探ると、運転士不足という深刻な課題が見え隠れする。

デスク「JR東日本がJR山手線で車掌が乗車しないワンマン運転を導入するね」

記者「他にも京浜東北・根岸線や南武線、横浜線、常磐線(各駅停車)などでも導入に向けた準備を進め、車両改造工事やホームドア設置などの駅設備工事を完了させ、2025年から30年頃の導入を目指しています」

デスク「新幹線で自動運転の実証実験を行ったばかりだけど」

記者「将来の運転士不足に備えるためです。JR東の場合、約5万人いる社員のうち、約4分の1は旧国鉄時代の入社で5年以内に定年退職を迎えます。19年時点で運転士は約7360人いますが、これも減ります」

デスク「鉄道も自動運転の時代に入りつつあると言えるね」

記者「ええ。同社は将来的には運転士資格を持たない乗員だけが列車に乗り込む『ドライバレス運転』の実現に向けて開発を進めていく考えです。人とAIとの在り方が問われます」

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